不適切な行動に見えても、子どもの行動には意味があり、そのプロセスを見てあげ、思いを受け止めた上で、適切な行動を教えることが大切であるということを以前お伝えしましたが、今回は、不適切な行動と分かっていて、わざとみんなの気を引き自分を見てもらおうとアピールする姿について、どう関わったらいいのかお話したいと思います。
子どもは自分のことを相手にしてほしい時、気にかけてほしい時、見てほしい時は、不適切な行動をとり気を引こうとします。それは、良い行動をした時よりも、悪い行動をした時の方が大人は目を向けてくれ、その行動を正そうと反応してしまうからです。あえて不適切な行動を取っていると感じた時は、子どもは寂しいサインを送っているので、不適切な行動には目を向けず、適切な行動に目を向け、子どもと向き合い認めることが大切だと思います。
適切な行動を教えることも大切なことですが、子どもの気持ち、行動のサインを見極め、しっかりと愛情表現をしてあげることが必要なので、忙しい日々ではありますが、時には立ち止まり子どものサインに気づいていただけると嬉しいです。分からないことがありましたら、いつでも私たちにご相談ください。
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